皆さんお久しぶりです。
日記の更新がしばらくなく、すっかり足跡が少なくなってしまいましたがここに再開します。

 前回までの二回の日記では「なぜテューバなのか?」という事をテーマに、ガイレメナーにおけるテューバの可能性を考えてまいりました。

 しかし!
私も人の子、単なる一人間、迷える子羊。
どうしてもこういう事を考えるわけです。

『もしテューバじゃなかったら何をやるか。』

という事です。
アマチュア、プロ関わらず、多くの人が一つの楽器が好きで、その楽器に打ち込んでいますが、
『あぁ、あの楽器いいなぁ』という思いはあるものです。

 ただ!
自分の楽器に多くの歳月をかけ日々練習し、ようやくここまで吹けるようになった楽器。
それと同じ時間をまた新たな楽器に費やすという事がいかに大変か!

 そんな事で今日は僕がテューバじゃなかったらどの楽器をやってみたいかをこの後、映像を交えて紹介します。

 僕がテューバじゃなかったらやってみたい楽器。
それは・・・

 リコーダーです。

 小学校の頃、中学校の頃、音楽の授業で吹かされた楽器、リコーダー。
ただ息を入れれば音が出る簡単な楽器、リコーダー。

 よく、音楽(楽器)をやってない人が、音楽(楽器)をやってる人に対し、若干の皮肉をこめて、
『お前なんかタンバリンやってろよ!』
って言うけど、音楽(楽器)やってる人に言わせれば、
『いやいや、タンバリンなんか難しくてできるかよ!』
という思い違いが発生することがありますが、
リコーダーもまさにそんな楽器の一つではないでしょうか。

 しかし!
リコーダーっていう楽器は、奥が深く、高度な技術が必要とされる楽器なんです。

 バッハやヴィヴァルディが活躍していたバロック時代、リコーダーがいかに作曲家たちの琴線を刺激し、創作意欲をかきたてていたかは、この映像を見て頂ければ一目瞭然だと思います。



 ハンブルクへ来て一年目、このドロテー・オーベルリンガーのリコーダーを生で聴いて、度肝を抜かれました。
 あまりにも綺麗すぎるアーティキュレーション、軽くて明瞭な発音、明るく心地よい音色。
今まで持っていたリコーダーへの概念が根底から覆された瞬間!

 この映像はソプラノリコーダーですが、どちらかと言うとバロック時代は一回り大きいアルトリコーダー主流だったようです。



 フランス・ブリュッヘンという人はリコーダーに再び光を当てた現代のリコーダー第一人者で、古楽器で演奏する十八世紀オーケストラの指揮者としても有名です。この十八世紀オーケストラの演奏もとても素晴らしいので是非来てみてください。

 このテレマンの演奏もまた度肝を抜かれました。
指さばきの美しさ、足を組んでスポットライトのもとで吹くという彼の世界観、そして何より口元のふにゃふにゃとも言えるくらいのリラックス感!

 この二つの映像を僕はYou Tubeで何回も見ましたが、今回改めて度肝を抜かれました。

 もし、リコーダーを吹く機会がありましたら、その前にこの映像を見てください。
それだけで見る前より数段良い音が出るようになります。

 それではまたお目にかかります。

友枝