2月28日(日)
 昨日は深夜まで、もう何十回も見た「アカギ~闘牌伝説」をYou tubeでまた見てしまった。個人的には浦部との戦いが好き。3億懸かった麻雀で偶然性に身を委ねられるアカギ。いや何度見てもしびれます。
 そんな訳で午前中いっぱい寝て午後から学校に練習に行くことに。トラム(路面電車)にゆられること10分弱、学校の最寄の一駅手前の「市庁舎前」駅でパンを買ってからいざ学校へ。
 週末はレッスンが無くクラリネット部屋がいつも空いているので楽々の練習部屋確保。先ほど買ったパンと自販の50セントのコーヒーをさっそうとしばいて練習開始。4つの階級に分けられたリード、1軍2軍3軍さらにシャイセ(訳自粛)の中からまずは3軍のリードをチョイス。 ザビーネマイアーが言っていた「音は出すものではなく招待(アインラーデン)するものだ。」との言葉をイメージし音だし開始。

 しばらくして暖まってきた後、今週の木曜日に作曲家自身(ジョバンニ・ボナート)によるワークショップ+コンサートのプロジェクトで吹く曲の譜読み。この曲の難所は中盤戦に来る上のファをppではじめ途中でフラッターにしてソ→ミというフレーズ。ppからのスタートは本番の良いリードに頼むとして、問題は途中からのフラッター。元々この手のテクニックが得意では無く、これが上のファでしかも途中切り替えとなると厳しい。音が出なくなる。
隣で練習しているクラの同僚のしかめっ面が思い浮かぶもあれこれ試す。すると今まで口の前の方でやるほうがキレイだと思っていたものが奥の方がいいと気付く。少なくとも譜面通りに音は出る。ただ事故発生率激高のため明日あさっても要練習になりそう。これ以外には曲の最後に循環呼吸を必要とする長いフレーズがあるもpだからなんとかなりそう。

 続いて最近始めたシュポーアの協奏曲第4番。狙いはA管のテクニックと持久力の向上。シュポーアは大好きな作曲家の一人。カッセルで銅像にも触ってきた!自身がバイオリンのビルトゥオーゾだっただけに曲は渋いメロディーに決めはいつもテクニック+トリルの締め。「どんなに技巧的な曲であろうがただ美しくエレガントに響かせることが我々の仕事」とは尊敬するマンフレッド・プライス師匠のお言葉。細かく練習した後は必ず長くエレガントに。

 エレガント練をこなした後、最近流行の「基礎練をあえて最後に」。口の疲労もあってあまりいい音が出ない。これはきっとカラッカラのこのクラリネット部屋のせいだ、そうだそういうことにしようと思った刹那「この世にシャイセ(訳自粛)な部屋など無い、あるのはシャイセなクラリネッティストだけだ」とのラルフ・マノ(ケルン音大教授)の言葉が頭をよぎる。なるほどここでもう一度音を招待する必要があったか。

 その後集中力を取り戻し有意義な練習を終えた後、アイスホッケー決勝を観戦しにガイレメナーのピアノ春日井宅へ。アイスホッケーはほとんど見たことが無かったが、まさに「氷上の格闘技」。楽しく観戦した後歩いて学生寮へ帰宅。明日からは室内楽の合わせが二つあるので今日はアカギを見るのはやめておこう。

小松丈