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Geilemänner・ガイレメナー

オーボエ、クラリネット、テューバ、ピアノという異色のカルテットとして2007年結成(当時Four Artists)。日本大学時代、オーケストラサークルに所属していた吉村匡生(オーボエ)、小松丈(クラリネット)、友枝洋平(テューバ)に春日井康平(ピアノ)を迎え、同年8月、東京で「若き演奏家によるリサイタル(第一回リサイタル)」を開催。会場のキャパシティをはるかに上回る観客の来場に、会場サイドから一部入場を制限されるという一幕もあったが、好評を博す。
 団体名をGeilemänner(ガイレメナー)に改名して臨んだ2008年夏、東京、新見(岡山県)、秩父(埼玉)で第二回リサイタル及び招待演奏会を開催。中でも岡山公演の盛況ぶりは山陽新聞で「優美な音色」と報じられる。
 「より多くの人と≪音楽のよろこび≫を共有したい」という強い想いは国境を越え、同年11月、ミュンヘン・メッセシュタット文化センター主催「若き音楽家たちによる演奏会の夕べ」に出演。念願のドイツ公演を果たす。
 2009年夏、東京、倉敷(岡山県)にて第三回リサイタルを開催。その際演奏されたC.F.アーベルの≪ピアノ協奏曲 変ホ長調≫は春日井による編曲で、演奏機会の希少な作品に再び光が当てられた。
 2011年夏、二年ぶりとなる第四回リサイタルを開催。初挑戦した≪魔女の宅急便≫や≪アラジン≫、≪美女と野獣≫等の映画音楽、及びJ.ブラームス作曲の『ハンガリー舞曲第五番、六番』を自らで編曲し、新たな一面を見せた。
 2013年、
鶴見大学50周年・鶴見大学短期大学部60周年記念協和会クラシックコンサートに出演。曲目は今まで演奏した主要レパートリーの中かから、編曲を必要としないオリジナル曲のみで構成し、中でも没後300年であったA.コレッリのトリオソナタや、吉野の≪Sinfonica≫の再演は注目を集めた。

 バッハやモーツァルトをはじめとするバロック音楽や古典派の音楽をレパートリーとする一方、吉野達也氏による≪Harmonica≫(2007年、委嘱作品)≪Sinfonica≫für vier Spieler(2009年、委嘱作品)をはじめとする現代音楽にも力を入れている。
 またオペラ≪カルメン≫(G・ビゼー作曲)及びバレエ組曲≪くるみ割り人形≫(P・チャイコフスキー作曲)は奥貫裕子女史による編曲で、Geilemännerの重要レパートリーとなっているだけでなく、その稀有な編成を見事に活かしたオーケストレーションは高い評価を得ている。
 これまでに2国4都市12公演を開催、精力的に活動している


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